心理学の誕生

心理学の誕生について

人の心を解明しようとする試みは古くから行われてきましたが、私たちが勉強している現在の心理学が学問としての形式を整えるようになったのは、比較的最近のことです。

哲学者のアリストテレスが魂について論じているなど、古代から人の心についての様々な考察が行われてきましたが、17世紀ごろまでの人の心に関する学問は哲学的なアプローチが主体でした。

18世紀に入ると、C.ヴォルフが『経験的心理学』などの著書でpshychologia という言葉を現在の心理学に近い意味で用いました。
ちなみに心理学を意味する psychology という言葉は、ギリシア語の psyche(魂)と logos(理法)という言葉から成り立っています。

この時代には、イギリスの産業革命によって人を取り巻く環境が大きく変化しました。
それに伴い、従来の考え方では人の心を理解するのには不十分と感じられるようになっていったのでしょう。

そうした時代背景の中、人の心に関する考察は哲学・医学・生物学などの影響を受けながら、やがて心理学という独立した学問となっていきます。

しかし心理学が扱う人の心は目に見えないため、これをどうしたら研究することができるのか、という点が大きな課題でした。

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精神物理学
フェヒナー
フェヒナーの法則
ヴント
心理学実験室

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19世紀に入るとG.T.フェヒナー精神物理学を提唱し、心理学は自然科学的なアプローチを用いて、人の心の解明を試みるようになりました。

フェヒナーは、人が受けとる刺激の量と感覚の量との関係を数量的に研究し、心的感覚について捉えようとしました。
その研究の中で数量化された法則が、フェヒナーの法則と呼ばれるものです。

精神物理学が提唱されたのは19世紀ですが、この考え方は心理検査の尺度構成法などに応用され、現在の心理学まで連綿とつながっています。

1873年になるとW.ヴントが『生理学的心理学綱要』という著作を著します。
1879年にはヴントがドイツのライプツィヒ大学に教授として招かれ、心理学実験室を用いて、心理学の授業を行う環境が正式に整いました。

この1879年が、心理学が新たな学問分野として独立した年であるとされています。
さらにヴントは『心理学研究』という雑誌を発刊し、心理学の研究をさらに展開していきます。

ヴントのもとで実験心理学の研究を行った人の中には、アメリカで活躍したG.S.ホール、J.M.キャッテルなどがいました。
また「心理学的クリニック」を創設し、アメリカで「臨床心理学」という言葉を最初に用いたL.ウィトマーもヴントのもとで学位を取っています。

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