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社会的学習理論

社会的学習理論の定義

社会的学習とは、社会的行動を学習するという意味に加え、社会の場でなされる学習の方法も意味します。

社会の場でなされる学習とは、例えば、対人相互行動の中で、他者の行動を真似したり観察したりすることによって、行動を獲得、修正、除去することです。

もともとは、他者の行動を模倣し、その模倣に対して学習者が直接強化される模倣条件付けの過程を指していましたが、1960年代以降、バンデューラ,A.による「社会的学習理論」の再定義づけが行われました。

バンデューラの理論により、学習者に直接強化がなされなくても、他者が強化されているのを観察するだけで、他者の行動が学習される「観察学習」「モデリング」の過程を指すようになりました。

これは「代理強化」とも呼ばれるものです。

したがって、社会的学習は、現在ではバンデューラの観察学習、あるいはモデリングと同義語として使われることが多いようです。

社会的学習理論に関連するキーワード

バンデューラ,A.
観察学習
モデリング
代理強化

社会的学習理論のここをチェック

バンデューラの社会的学習理論は、臨床心理学においては、認知行動的アプローチの基盤となる理論です。

多くの認知行動療法で、このモデリングが技法として取り入れられています。

ではここで「モデリング療法」について少し確認しておきましょう。

モデリング療法とは、症状が現れる場面において、自分以外の人物が問題なく適応している様子を観察させることで、症状を消失させようという技法です。

具体的には、治療者側が、クライエントに身につけさせたい適応的行動を教示する心理教育の段階、それをクライエントの目の前で実演、もしくは映像などのメディアを用いて観察させる段階、観察した行動を実際に相談室の場で実行するリハーサルの段階、リハーサルでそれができるようになったら実際の問題場面に適用してみる実践練習の段階という流れで行われます。

モデリング療法でまず重要なのは、モデルとして示される行動がいかに有意義なものかを心理教育の段階できちんと理解させることです。

さらに、モデルとされた行動を獲得できるだけの能力がクライエントにあるという自己効力感を持たせること、モデルとなる行動をクライエントの能力に合わせてスモールステップに分けることなどが挙げられます。

こうしたモデリング療法は、SSTや自己教示訓練など、他の認知行動療法の構成要素の一部としても用いられていることを押さえておきましょう。

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