コロナウイルスに打ち勝つための心理学

コロナウイルスに打ち勝つ心理学

コロナウイルスが世界規模で蔓延し、経済や私たちの暮らしに大きな影響を及ぼしています。
こうした混乱時にはメディアなどを通して、日々大量の情報が提供されます。
私たちはこうした情報の洪水の中で、デマやフェイクニュースに惑わされることなく、正しい取捨選択をしていく必要があります。

また、自宅や屋内施設で過ごす機会が増える中で、増加するストレスや不安をうまくコントロールすることも肝要です。

「コロナウイルスに打ち勝つ心理学」では、こうした社会的状況下でも、冷静に状況を判断して行動し、自らの気持ちや不安を統制するのに役立つ心理学を紹介していきます。

 

正しく情報を知るための心理学

確証バイアス

ニュースやネットなどで、コロナウイルスに関連する数多くの情報を目にしますが、知らぬ知らぬのうちに自分がこうだと思い込んだものに沿う情報ばかりを探して選んでいませんか?

そうすることで、自分の考えはより強化されるかもしれませんが、そこには偏った認知である「確証バイアス」が働いている可能性があります。
視野を広くしてさまざまな意見を取り入れていかなくては、正しい判断や行動はできません。
詳細は確証バイアスの記事をご覧ください。

 

正常性バイアス

テレビやスマホに緊急避難速報が出ても、「自分だけは大丈夫」「自分は助かるはず」と根拠もなく思い込んでしまうことはありませんか。
そうした「正常性バイアス」が働いてしまうと、回避・注意しておけば逃れられたかもしれない危機に巻き込まれる可能性があります。

「自分はコロナウイルスにはかからない」と思い込んで行動しているとしたら、それは正常性バイアスがかかっているかもしれません。
予想すらしなかった状態に陥って、あの時もっと注意しておけばよかったと後から後悔するようでは後の祭りとなるのです。
詳細は正常性バイアスの記事をご覧ください。

 

正しく行動するための心理学

多元的無知

自分はそこまで必要性を感じていないけれど、周りの人が必要だと思い買い込むことで、「やっぱり必要なのかもしれない」という認知が修正されることがあります。
それがコロナウイルスに伴う、マスク、トイレットペーパー、カップ麺などの買い占め行為につながっていると考えられます。

各人が必要最低限の量を買えばより多くの人に行きわたるのに、他の人に購入される前に買っておかないとという心理が働いている可能性があります。
詳細は多元的無知をご覧ください。

 

同調

自分の意見とその他大勢の他人の意見が異なるとき、自分の意見を信じ貫き通すことができるでしょうか?
人には、ある集団や他者との間において自分の意見と他者が異なる場合に、その他者の意見や規範に沿うように行動する同調と呼ばれる傾向があります。

あなたが買い占めに対して否定的な考えを持っていたとしても、他の多くの人や身近な人が買い占めをしていけば、周囲にあわせて行動を変容してしまうことがあるかもしれません。
詳細は同調をご覧ください。

 

ピグマリオン効果

人は誰かと接するときに、相手に対して何らかの期待や予想をしてしまうもの。
すると、相手がその期待や予想の通りに行動してしまうことがあり、それをピグマリオン効果と言います。

国内では紙の生産が安定してるにもかかわらず、紙がなくなるというデマ情報によってトイレットペーパーやティッシュペーパーの買い占めが起こりました。
これは今回のコロナウイルスだけでなく、1973年のオイルショック時にも同様のことが発生しています。
そこには、「紙がなくなる」という予想に従った行動を取るピグマリオン効果のメカニズムが発生したとも考えられています。
詳細はピグマリオン効果をご覧ください。

 

気持ちをコントロールする心理学

マインドフルネス

自粛で家で仕事をする機会が増えましたが、普段と異なる環境だと思うように集中力が発揮できないことも多いのではないでしょうか?

マインドフルネスとは、今この瞬間に生じていることに意識を向け、現実をあるがままに知覚する心理療法です。
マインドフルネスを通して心身の感受性や集中力を高めることができるので、日常に取り込むことで自宅での作業がスムーズにはかどるかもしれませんよ。

詳細はマインドフルネスをご覧ください。