CATEGORY 心理学研究法

心理学研究法のカテゴリーでは「統計」「研究法」に関連する心理学用語を解説します。

補助仮説

2021年11月16日

補助仮説

補助仮説の定義 科学的な研究を行う際には、まず過去の研究を踏まえて研究の目的と仮説を設定します。 そして、仮説を検討するために、データ収集の手続きを決めます。 しかし、妥当性に欠ける手続きで得られたデ

多変量解析

2019年8月27日

多変量解析

多変量解析の定義 3つ以上の変数に対し、変数間の関係を分析するために用いられる統計的検定を多変量解析と言います。 多変量解析の目的としては、大きく分けて「予測」と「要約」の2つが考えられます。 まず、

尺度水準

2019年8月27日

尺度水準

尺度水準の定義 尺度水準とは調査対象に割り振った変数、その測定、あるいは得られたデータを、それらが表現する情報の性質に基づき数学・統計学的に分類する基準のことです。 スティーヴンスは以下の4つの尺度水

代表値

2019年8月27日

代表値

代表値の定義 代表値とは、データの分布全体の特徴を1つの数値で代表して表したもの、つまり、測定値の分布の中心的傾向を示す値です。 代表値には「平均値」「中央値」「最頻値」があります。 正規分布の場合に

有意差

2019年8月26日

有意差

有意差の定義 有意差とは、2つの測定値の間に見られる差が、「偶然ではなく意味のある、本質的な差」として一般化できることを示す概念です。 有意差があるかどうか判断するためには「t検定」「分散分析」「カイ

分散分析

2019年8月26日

分散分析

分散分析の定義 分散分析は2群以上の群間における分散の差の検定のことで、「F検定」とも呼ばれます。 分散とは、データのばらつきの程度を表すものですが、そこから平均値を求められることから、分散分析は平均

量的研究・質的研究

2018年4月11日

量的研究・質的研究

量的研究・質的研究の定義 量的研究とは、複数のサンプルからデータを収集し、事象を数量化し、統計的に分析する研究法です。 実験や調査に代表されるように、仮説を変数関係という量的データとして設定、測定し、

テスト法

2018年4月11日

テスト法

テスト法の定義 治療における人格理解や心理学の研究ののために用いられるものとして、面接法や観察法と並ぶ方法の1つがテスト法です。 これは、個人に対し、一定の条件のもとで決められた課題を課し、それに対す

面接法

2018年4月10日

面接法

面接法の定義 面接法とは、面接者である研究者が、被面接者との間での言語的コミュニケーションにおいて表現された内容を、記述・分析する心理学研究法です。 対象者の自己表現を通し、情報を得る方法であることか

観察法

2018年4月10日

観察法

観察法の定義 観察法は、心理学における最も基本的な研究法の1つで、観察者が被験者を客観的に観察し、その行動、言動を記録していくものです。   観察法には、大きく分けて、自然観察法と実験観察法

実験法

2018年4月10日

実験法

実験法の定義 実験法は、効率的に精度の高い情報を得ることを目的に、実験を用いてデータの収集・分析する方法を体系化したものです。 原因となる要因(独立変数)を変化させていき、どういった結果(従属変数)が

相関

2018年4月9日

相関

相関の定義 複数の変数間の関連性を相関といいます。 一方をX、もう一方をYとした場合に、Xの値が大きくなるほどYの値も大きくなるといった傾向を正の相関があるといい、散布図においてデータは右上がりの直線