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19世紀後半の心理学

19世紀後半の心理学について

W.ヴントの尽力により、19世紀後半のドイツでは心理学が新たな学問分野としての独立を果たしました。

ヴントのもとで学んだ人の中には、アメリカ心理学会(APA)を設立したG.S.ホールや、個人差の研究で知られるJ.M.キャテルなどがいます。

海外から学びに来ていたヴントの弟子たちはやがて祖国に帰り、自分たちの国で心理学を展開させてゆきます。

ホールは1883年に、ジョンズ・ホプキンス大学にアメリカで最初の心理学実験室を開いています。
その後ホールは1887年にアメリカ最初の心理学の専門誌を創刊し、1892年にAPAを設立、1909年にはフロイトとユングをアメリカに招待するなど心理学の発展に大きく寄与しました。

ヴントのもとには日本人も多く留学しており、日本の心理学の発展にも大きな影響を及ぼしたのです。

19世紀後半の心理学に関連するキーワード

アメリカ心理学会(APA)
G. S. ホール
構成心理学
機能心理学
行動主義

19世紀後半の心理学のここをチェック

心理学の研究者が増えるにつれて、心理学がどのような学問かについてもさまざまな考え方が出てくるようになってきます。

ヴントや、彼の考えを引き継いだE.B.ティチナーは、心理学は意識を対象とする学問であると考えました。

ティチナーは意識を要素に還元し、その要素を結びつける法則を見出すことが心理学の課題であると考え、自らの心理学を構成心理学と呼びました。

19世紀後半のアメリカでは、構成心理学とは異なる考え方をする機能心理学も隆盛となっていきます。
機能心理学は、意識を環境に対する適応機能の表れと考え、「習慣」「感情」「記憶」などの心的活動を扱いました。

構成心理学が意識の内容や、意識がどんな要素で構成されているのかということに関心を持っているのに対し、機能心理学は意識がどのように働くのかに関心を持っていました。

機能心理学はW.ジェームズが先駆者となり、その後シカゴ大学とコロンビア大学を中心に発展しました。

シカゴ学派の中心人物はJ.デューイとJ.R.エンジェルでしたが、その弟子の1人に、行動主義心理学で有名なJ.B.ワトソンがいました。

ワトソンは1913年に「行動主義者の見た心理学」という論文を発表し、行動主義の立場を明らかにしています。

構成心理学と機能心理学は意識を研究対象としており、行動主義は行動を研究対象として心を研究しようと試みたのです。
機能心理学の流れを受けて、ワトソンもまた心の機能を研究しようと試みていましたが、ワトソンら行動主義者は行動を通じて心の機能を解き明かそうと努めたのです。

個体と環境、刺激と反応の関係から心の働きを研究する行動主義は、精神分析とゲシュタルト心理学とともに、20世紀の心理学の三大潮流の1つとなっていきます。

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