公認心理師・臨床心理士・心理系大学院対策 心理英単語集 schéma(シェマ)
デルタプラス編集部 編
四六版並製
ISBN:978-4-909865-03-8
発売日:2022年5月30日
定価:2,200円+税
内容紹介
公認心理師、臨床心理士の指定大学院をはじめとする心理系大学院では、心理系英文の長文問題の和訳問題、説明問題、要約問題が出題されます。
こうした問題を攻略するためには、心理系英文を正確に読解することが求められます。心理系英文の読解で不可欠なのが心理英語に特化した単語の理解です。
特に難解なのが、心理系英文で特有の訳し方をする専門用語(テクニカルターム)です。
そこで、本書では実際の大学院入試を調査した上で、心理学の専門用語や一般単語を含めて1800語以上もの語句を厳選して収録しました。
本書の特長は「生きた心理系英文の中で英単語を覚えることができる」ことです。
単語は単語とその意味が並んでいるだけの一語一訳式のものよりも、英文の中で覚えた方が記憶に定着しやすいもの。
心理学の専門用語を中心に論文英語の中でよく用いられる一般単語や熟語も収録しました。
本書では分野別に41本もの心理系英文を収録しているので、心理系英文を何度も読み込むことで、「読解力」と「速読力」を養うことができます。
本書で取り上げている心理系英文の分野は、「知覚・脳」「学習」「認知」「社会」「発達」「パーソナリティ」「臨床(基礎理論・心理査定・精神疾患・心理療法)」「統計」「研究法」と多岐にわたります。英文を読むだけでも心理学の基礎知識をおさらいすることができます。
本書に繰り返し取り組むことで、単語力、読解力、速読力、心理学の基礎知識を効率よく習得できます。まさに、一石二鳥ならぬ、一冊で三鳥も四鳥もの知見を得られる一冊です。
本書の構成
節は「英文+和訳ページ」と「単語解説ページ」で構成されています。生きた心理系英文で各語句がどのように使われているかを捉え、単語解説ページで使われている単語の意味を確認してください。
まずは心理系英文から読んでいきましょう。英文と見比べつつ、本書に同封されている赤シートで和訳中の赤字を消して、意味を推測しながら読んでいくと、読解力や文脈を読み取る力が養われます。心理系英文の中で専門用語がどのように使われ、訳されているかを意識してください。和訳を読むだけでも心理学の基礎知識の復習になるので、繰り返し読み込むようにしてください。
英文+和訳ページで使用された心理学の専門用語や一般語句の意味を確認していきましょう。わからない単語は赤シートで意味を隠して覚えてください。また、各語句には関連語や類義語なども併記していますので、あわせて覚えていくと効率的です。単語の意味を一通り理解できたら、英文+和訳ページに戻って英文を再読し、読解力と速読力を鍛えましょう。
語解説ページの後半では、関連用語や補足MEMOを掲載しています。英文で取り上げた単語や内容を踏まえて、心理学の専門用語と基礎知識の理解をさらに深めていきましょう。
本書の目次
第1章 知覚・脳・学習
01 視覚
02 自律神経
03 古典的条件づけ
04 オペラント条件づけ
05 学習の転移
06 試行錯誤
第2章 認知・社会
07 記憶
08 スキーマ
09 プライミング
10 推論
11 葛藤
12 帰属
13 バイアス
14 ステレオタイプ
第3章 発達
15 愛着
16 認知発達論
17 モデリング
18 発達障害
19 心の理論
第4章 知能・パーソナリティ
20 知能
21 自己概念
22 動機づけ
23 類型論・特性論
24 ライフサイクル論
第5章 基礎理論・心理査定
25 局所論と構造論
26 対象関係論
27 インテーク面接とアセスメント
28 心理検査
29 コミュニティ心理学
30 ストレスと不適応
第6章 精神疾患・心理療法
31 うつ病
32 摂食障害
33 統合失調症
34 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
35 精神分析療法
36 クライエント中心療法
37 家族療法
38 認知行動療法
第7章 統計・研究法
39 尺度水準
40 統計的仮説検定
41 心理学研究法
出版社からのメッセージ
公認心理師・臨床心理士の指定大学院や心理系大学院への進学を目指す大学生や社会人必携の英単語集です。
過去問を徹底分析し、心理系大学院の入試で問われる論文形式の英語を突破するのに必要な単語をすべてこの一冊に収録しました。
何度も読み込んで大学院受験に役立ててください。