CATEGORY 脳・感覚・知覚

人間の知覚・感覚に関する心理学に関連するテクニカルタームを解説します。

奥行き知覚

2019年9月23日

奥行き知覚

奥行き知覚の定義 奥行き知覚とは、観察する人から刺激対象までの空間を三次元的に知覚し、方向や距離感を立体的に把握する感覚のことです。 人間は、視覚や聴覚、触覚を用いて奥行きを感じ取ることができますが、

仮現運動

2019年9月23日

仮現運動

仮現運動の定義 仮現運動とは、動いていないものが動いているように見える現象のことです。 より狭義には、ある対象Aと対象Bを、遅すぎず早すぎない程度の時間間隔を置いて、それぞれ別な場所で交互に呈示すると

感覚遮断

2019年9月23日

感覚遮断

感覚遮断の定義 感覚遮断とは、外からの刺激をできる限り少なく、あるいはなくしてしまい、現実世界と切り離されたような状態のことを言います。 感覚遮断の状態になると思考が乱れたり、身体的な違和感を生じたり

プルキンエ現象

2019年9月21日

プルキンエ現象

プルキンエ現象の定義 プルキンエ現象とは、その場の明るさによって、同じものを見ていても色彩が異なるように見える現象のことを言います。 例えば、赤や黄色の花を咲かせた街路樹のある道を歩いているとします。

バイオフィードバック

2019年9月21日

バイオフィードバック

バイオフィードバックの定義 バイオフィードバックとは、通常、自分自身では知ることが難しい身体の生理学的変化について、本人に分かる形で情報を知らせることを指します。 体温、脈拍、脳波、発汗量などは、身体

錯聴

2019年9月21日

錯聴

錯聴の定義 視覚に関する錯覚が錯視ですが、聴覚に関する錯覚のことは錯聴と呼ばれます。 錯聴には音の高さが実際とは違って聞こえたり、連続している音が途中で途切れて聞こえるといったものなどがあります。 私

ストループ効果

2019年9月21日

ストループ効果

ストループ効果の定義 ストループ効果とは、それぞれ意味の異なる刺激が同時に呈示されると、刺激に反応するまでに時間が多くかかる現象のことで、1935年にストループ,J.R.が発表しました。 具体的な実験

錯視

2019年9月21日

錯視

錯視の定義 錯視とは、視覚に関する錯覚のことを言い、止まっているものが動いて見えるなど、実在する対象を誤って知覚してしまう現象を指します。 有名な錯視としては、同じ長さの線が違う長さに見えるミュラー・

閾

2019年9月21日

閾の定義 知覚心理学における閾とは、物理的な刺激に対して感覚として知覚できる、ぎりぎりの境界のことで、その閾に対応した値を閾値と言います。 閾値には、大きく分けて刺激閾と弁別閾があります。 1つの刺激

視覚的断崖

2019年9月21日

視覚的断崖

視覚的断崖の定義 視覚的断崖とは、奥行き知覚能力の発達を検証するために、ギブソン,E.J.とウォーク,R.D.によって開発された実験装置です。 高床式の台の床板の部分にガラス板が張られており、床板の模

ホメオスタシス

2019年9月21日

ホメオスタシス

ホメオスタシスの定義 ホメオスタシスとは、もともと、生物有機体が常に生理学的にバランスのとれた状態を維持する傾向にあることを示す概念です。 生理学者キャノン,W.B.により提唱されたもので、「均衡維持