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20世紀心理学の三大潮流

20世紀心理学の三大潮流について

20世紀初頭までの心理学は、意識を対象として人の心を明らかにしようとする研究が主流でした。

その後、20世紀の心理学においては、アメリカの「行動主義心理学」とドイツの「ゲシュタルト心理学」、オーストリアの「精神分析」が三大潮流となっていきます。

「意識」を研究対象とすることの曖昧さなどへの批判から行動主義心理学が現れ、また「要素主義」的な考えを批判して全体的な観点の重要性を説くゲシュタルト心理学が現れてきます。

そして意識だけではなく「無意識」も重要な概念だと考える精神分析も出現し、こちらは特に臨床心理学に大きな影響を与えることになりました。

ちなみに無意識という概念はフロイトだけが考え出したアイデアというわけではなく、それ以前から哲学やフェヒナーらのドイツ心理学でも言及されていました。

ヴントは意識の研究を重視して無意識を排除しましたが、フロイトはこの無意識こそ重要であると捉えて精神分析の理論を作りあげてゆきました。

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行動
ゲシュタルト心理学
群化の法則
精神分析
無意識

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今回は三大潮流のうちの2つ、行動主義心理学とゲシュタルト心理学について紹介します。

行動主義以前の心理学では意識を対象とし、言語的な報告をデータとして扱っていました。

しかし行動主義における研究対象は意識ではなく「行動」が選ばれました。
主観的な側面の強い言語的報告ではなく、客観的に観察可能な行動をデータとして扱うのです。
そして刺激に対する反応の法則性を解明しようと試みました。

行動主義の第一人者であるJ.B.ワトソンが目指したのは、行動の予測と制御でした。

ありとあらゆるものを刺激と反応(S‐R)の関係に還元し、恐怖反応などの本能もすべて後天的に獲得されたものであると考え、重要なのは遺伝ではなく環境であるとする環境主義の立場を打ち出しています。

その後行動主義はスキナーらの「新行動主義」に発展し、「認知心理学」が出現するまで、アメリカを中心として心理学の主流となっていきます。

ゲシュタルト心理学以前の心理学では、要素主義的な考え方が主流でした。
すなわち、物事を構成要素に分解してその法則を解明しようと試みる研究が多かったのです。
この要素主義を批判して、全体は単なる要素の集まりではないと考えるゲシュタルト心理学が現れます。

ゲシュタルト心理学では主として視知覚領域の研究が行われ、図形などを見る際に、例えば近くにあるものは、まとまりを作って見えるといった「群化の法則」や、「ルビンの壺」として知られる図と地の見え方の研究などが行われました。

ゲシュタルト心理学の中から生まれた「洞察学習」やレヴィンの「生活空間」に関する理論は、後の認知心理学に大きな影響を与えました。

アメリカの行動主義とドイツのゲシュタルト心理学との間には学問的交流が起こり、互いに批判点を議論し、互いの長所を取り込みながら発展していきました。

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