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自尊感情

自尊感情

自尊感情は自尊心とも言い、自分自身についての評価に関する感情のことです。

「私はこれでいいんだ」「私は大切な存在だ」

と感じられている人は、自尊感情が高い状態に保たれていると言えます。

 

逆に自尊感情が損なわれると、「私なんて存在価値がない」と感じたりします。
そうした状態が続くと、自分の発言や、ともすると生き方について自信を持てなくなるなど、自己肯定感が低くなってしまいます。

 

自尊感情を測定する代表的な尺度の1つにローゼンバーグ, M.の質問紙がありますが、彼の定義では、自尊感情は肯定的な感覚も、否定的な感覚も両方を含む概念でした。

しかし現在では肯定的な感覚に関する意味合いで使われることが主流となり、自尊感情とは、自分のことを肯定的に評価する感覚のことだと述べられることも多くなっています。

覚えておきたい関連キーワード

  1. 自己評価
  2. 自己肯定感
  3. ローゼンバーグ, M.
  4. 社会的適応

補足ポイント

自尊感情が高いと、自分のことを肯定的に受け止めることができます。

では、自尊感情は高ければ高い方がよいのでしょうか。

あまりにも自尊感情が高すぎると、周囲からは傲慢であるとか、楽観的すぎると見られてしまうかもしれません。
また自尊感情の高さは、権威主義的な性格や自己愛的な性格との関連性が見られるとも言われます。

逆に自尊感情が低すぎると、学校生活や仕事、遊びに関しても消極的になってしまい、社会への適応がうまく行かなくなってしまうこともあります。

また自分のことを認められないと、他者のことを適切に認めることも難しくなりがちです。
それらの結果、自信を持って学校に行けなくなったり、仲間との関係をうまく構築できずに落ち込みやすくなったりすることにもつながるでしょう。

 

自尊感情は高すぎても低すぎても、物事を適確に認識するのが難しくなりがちです。
というのも、自尊感情が高すぎると他者のアドバイスを素直に受け入れられなくなったりするし、自尊感情が低すぎると適切に褒められてもお世辞を言っているだけのように受け取ってしまったりするからです。

海外の研究では、自尊感情が低いことと低学力、少年犯罪、薬物依存、自殺などとの間に関連が見られると言われています。

日本においても、自尊感情が低いと引きこもりがちになったり、摂食障害になったり自殺企図をしたりする可能性が高くなることが示唆されています。

したがって、自尊感情は高すぎず低すぎず、基本的にはある程度高い状態に維持されていることが望ましいと考えられます。

MEMO
自己肯定感を高めるためには、人に親切にしたり、人の世話をしたりというように、人のために何かをするのが良いとされています。
心理学では自己肯定感の高い人ほど、幸福感を抱くと言われています。
まさに「情けは人の為にならず」なのです。

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