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YG法

YG人格検査

YG法は、正式には矢田部-ギルフォード性格検査と呼ばれる心理検査の1つで、代表的な質問紙法検査です。
個別の実施だけではなく集団実施も可能とされています。

この検査は、質問項目が書かれた検査用紙を被検者に渡して自分で記入してもらうものです。
検査に要する時間は約30分程度と実施が比較的容易であり、採点も難しくはありません。

そのためさまざまな場面で利用されており、病院や相談所に限らず、一般企業や鑑別所などでも用いられることがあります。

 

YG法は、もともとギルフォード,J.P.らが作成した質問紙をもとに、日本の矢田部達郎らが作成したものなので、矢田部-ギルフォード性格検査と名づけられました。

現行のYG法は、パーソナリティの特性を表す12個の尺度で構成され、各尺度ごとに10項目の質問が用意されています。

12個の尺度は、D.抑うつ性、C.回帰性傾向、I.劣等感、N.神経質、O.客観性のないこと、Co.協調性がないこと、Ag.愛想のわるいことまたは攻撃性、G.一般的活動性、R.のんきさ、T.思考的外向、A.支配性、S.社会的外向が含まれます。

そして情緒不安定因子、社会不適応性因子、活動性因子、衝動性因子、非内省性因子、主導性因子という6つの因子が設けられています。

覚えておきたい関連キーワード

  1. ギルフォード, J.P.
  2. 矢田部達郎
  3. 質問紙法検査
  4. 類型判定

補足ポイント

こうしたプロフィール全体から類型判定が行われ、全体を通じて平均的で突出した特徴がないA型(平均型)、情緒不安定で外向的なタイプであり、年少時は非行傾向があるとされるB型(不安定積極型)、情緒的に安定して社会適応もよいがあまり活動的ではなく内向的なC型(安定消極型)、情緒的に安定して社会適応もよく、活動的であり社会的に好まれやすいとされるD型(安定積極型)、情緒不安定であまり活動的ではなく内にこもるタイプで、ノイローゼの傾向が強いとされるE型(不安定消極型)の5つに分類されます。

 

YG検査を分析することにより、その人が人付き合いを好むか、積極的に人間関係や仕事に取り組むかといった対人関係や行動の特性についての傾向を知ることができます。

その他には、落ち込みやすさや気分の変わりやすさなど感情の安定性や、物事を主観的に判断するか客観的に判断するかといった
情緒や認知面について知ることができます。
また、集団や社会に馴染みやすいかといった社会適応・対人スキルに関する分析を行うこともできます。

そして、その人が活動的で前向きに物事に取り組む性質があるかといった観点からリーダーに適しているかといったことを分析することも可能です。

 

このように臨床で用いる以外にも企業の人事などにも応用できる利便性がありますが、この検査単体で被検者の全体像を把握できるわけではありませんし、被検者がこの検査について知っている場合、意図的に好ましい回答をすることも可能です。

MEMO

YG人格検査は投影法検査など異なる種類の検査と組み合わせてテスト・バッテリーを組むと、その人の特徴をより多面的に理解することができます。

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