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知能検査

知能検査

知能検査とは、知能を客観的に測定するための心理検査の一種です。

18世紀後半から19世紀にかけて、近代化された諸国で学校教育が普及すると教育心理学が発展し、授業についていけない生徒に対応するための心理学的検査が必要となってきました。
そこで知能検査が開発されることになったのです。

知能検査は、アメリカのキャテル, J. M.などが古くから研究していましたが、1905年にフランスのビネー,A.シモン,Th.が作成したものが、最初の実用的な個別式知能検査です。

 

知能検査は、1対1で実施する個別式知能検査と、複数人を対象に一度に実施できる集団式知能検査があります。
代表的な知能検査には、ウェクスラー式知能検査ビネー式知能検査などが挙げられます。

他の心理検査と同様に知能検査も、客観的な検査結果が得られるように多くの人を対象としてデータを集め、標準化という手続きを経て作成されています。
そのため、標準化された知能検査を実施して得られた結果は、科学的かつ客観的に計測されたものと見なされるのです。

 

知能検査は医療上の診断のため、また発達・学習に関する指標を得て、学校臨床を効果的に進めるなどのために実施されます。

覚えておきたい関連キーワード

  1. 個別式知能検査
  2. 集団式知能検査
  3. ビネー,A.
  4. シモン,Th.
  5. ウェクスラー式知能検査
  6. ビネー式知能検査

補足ポイント

知能検査は、当然ながら知能を測るためにも用いられますが、現在は発達障害のアセスメントをする際にも有効であると考えられており、その鑑別診断を補助する目的でも広く実施されています。

ウェクスラー式知能検査は、全般的な知能指数を計測できるだけではなく、どのようなことが得意あるいは不得意なのか、言語的な知的能力に秀でているのか、あるいは記憶能力に秀でているのか、といった能力ごとの差異を調べることもできます。
検査結果の特徴を分析することで、疾患や障害に特有の特徴を見出すことができるのです。

発達障害を持つ人は、ある能力は非常に高い一方で、他のある能力はとても低いなど、しばしば偏りが大きくなります。

したがって知能検査の結果も能力ごとに偏りが出ることが多く、検査結果は、発達障害の有無や分類についてアセスメントしたり、どのような支援を行うのが効果的か判断したりする上で有益な情報を与えてくれます。

 

ウェクスラー式知能検査には、成人用のWAISや児童用のWISCなどがあり、幅広い年齢層に対応することができ、児童だけではなく大人の発達障害をアセスメントする際にも用いることができます。

もちろん知能検査で得られた知能指数がすべてを表しているわけではなく、これだけで発達障害のアセスメントや診断ができるわけではありません。
しかし、臨床を進めていく上で検査を適切に用いることで、客観的・多面的にアセスメントをしていくことが可能になります。

MEMO

ビネー式知能検査は各年齢群の児童がある程度正解できる問題を、その年齢の標準問題として設定し、精神年齢を測定します。そしてその精神年齢に基づいて知能指数を算出します。

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