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危機介入

危機介入

危機介入は、コミュニティ心理学における概念です。
危機状態に陥ったクライエントに対して行われる、短期の問題解決的な介入のことを指します。

危機介入は、カウンセリングや心理療法と異なり、原因の除去や、完全な問題解決、人格構造の変化や心理的成長を目指すものではありません。
目的は、あくまでも元の均衡状態に回復させることにあります。

 

まずは、問題解決に有効なソーシャルサポート・ネットワークが事前に整備されることが必要とされます。

そして、クライエントが、自分の力で問題解決できるという道筋や目安が示せる段階まで、発達促進的アプローチを中心に関わっていきます。

危機介入によって開発されたスキルや、整備されたソーシャルサポートを自力で利用し、クライエントが自分の力で問題を解決していくように促していく点が、危機介入の特徴なのです。

覚えておきたい関連キーワード

  1. コミュニティ心理学
  2. キャプラン,G.
  3. ソーシャルサポート
  4. 発達促進的アプローチ

補足ポイント

「危機」とは、本来「分かれ目」や「分岐点」といった意味の言葉で、そこをうまく乗り越えられれば事態がよい方向に向かい、そうでなければ悪くなるといった境目のことを指します。

コミュニティ心理学における「危機」とは、問題やストレス状況に対し、既存の社会的資源や自己資源を使い切ってしまい、混乱と動揺が起こっている状態です。

その期間に、状況を打開するためのさまざまな試みがなされ、結果として、危機以前より健康な平衡状態か、より不健康な平衡状態が達成されます。

つまり、危機は、必ずしも病理的な状態とは限らず、成長促進可能性を持つものなのです。

良くなりたい、解決したいという動機は最初高くありますが、この動機は1ヶ月ほどしか維持できないとされているため、この動機が高い時期に、即時に介入することが重要なのです。

 

危機介入の具体的手順は以下の通りです。

まずは、査定の段階です。
危機を生じさせた出来事は何か
それをクライエント自身はどう見ているか
周囲のサポート体制はどうか
本人の問題解決能力はどの程度か
自傷他害の危険はないか

などを確認し、危機状態を具体的に明確にします。

 

次に、介入計画を立てます。
これは、査定と並行して行われます。
本人の持つ能力や特性を尊重し、周囲の援助体制を考慮して援助方法を考えていきます。
介入方針を示し、クライエント自身が取り組むよう働きかけ、介入を継続していきます。
危機前の状態に回復したことを確認できたら終結となります。

MEMO

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