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ソーシャルサポート

ソーシャルサポート

ソーシャルサポートは、コミュニティ心理学のキャプラン,G.により提唱された概念です。

生活において、他者から与えられるさまざまな物質的、心理的援助のことを指し、道具的・情報的サポートと情緒的サポートとに大別されます。

道具的・情報的サポートは物質的な援助で、さらに下位分類として、問題解決のための実際的資源を提供する「直接的サポート」と、解決のための情報を提供する「間接的サポート」の2種類に分けられます。

情緒的サポートは、ストレス状態にある個人に対し、他者が共感的、受容的に接することで支えていこうとするような態度を指します。
愛情、親密性などといった情緒面への働きかけと、評価やフィードバックなどの認知面への働きかけという2種類に分類されます。

ソーシャルサポートには、ストレスを緩和し、精神的健康状態を良好にする作用があることが分かっており、また、危機介入において重要なポイントとなるとされています。

覚えておきたい関連キーワード

  1. キャプラン,G.
  2. 道具的・情報的サポート
  3. 情緒的サポート
  4. 危機介入
  5. ストレス緩衡効果

補足ポイント

近年、ソーシャルサポートにはストレス緩衡効果があることが研究により明らかにされています。

これは、ストレスが高まっているときに適切な形でソーシャルサポートが与えられると、そのストレスは緩和され、結果、精神的健康状態を良好にする作用があるというものです。

 

精神的健康状態とストレス、およびソーシャルサポートとの関係性については、緩衡仮説と直接仮説があります。

緩衡仮説とは、ストレスが高いときにソーシャルサポートを与えると、そのストレスを和らげ状態が改善されますが、ストレスが低いときにソーシャルサポートを与えても、精神的健康状態を高めることに必ずしも繋がらないというものです。

それに対し、直接仮説は、ストレスの高低にかかわらず、ソーシャルサポートを与えれば、結果として精神的健康状態が改善されるというものです。

 

心理臨床の現場において、クライエントの家族や周囲からのソーシャルサポートの重要性が注目されており、例えば、統合失調症の家族のEE研究(EE:Expressed Emotion 感情表出)からも、クライエントを受け止める家族の影響力の大きさが指摘されています。

なお、個人のもつソーシャルサポートの大きさは、

(1)社会的なネットワークの広さ
(2)どの程度、援助を受けることができるかに関する主観的な期待感の程度
(3)実際にどの程度の援助を受けたか

などの観点により評価されます。

他者からの援助への期待感を強く持つ人は、それが弱い人に比べて、心身の健康状態が良好であるということが報告されています。

MEMO

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