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スーパービジョン

スーパービジョン

カウンセラーや心理療法家が、より知識や技能の熟達した上級者から、事例に関して助言や指導を受けることをスーパービジョンと言います。

指導する側をスーパーバイザー、指導を受ける側をスーパーバイジーと呼びます。

 

スーパービジョンの主な目的とは、スーパーバイジーの知識・技能、臨床的態度の習得や、力動的理解の向上です。

具体的には、その事例の心理検査の結果やケース記録などを用いて、アセスメントやクライエント理解が十分になされているか、治療技法の選択や実施方法が適切か、インフォームド・コンセントなどが十分配慮されているかなどが検討されます。

 

また、スーパーバイジー自身のメンタルヘルス向上のためのケアなども、スーパービジョンの重要な目的の1つとされています。

スーパービジョンをきちんと受けることで、そのカウンセラー・心理療法家は、クライエントに対し、最善の介入を行うことができるようになるのです。

覚えておきたい関連キーワード

  1. スーパーバイザー
  2. スーパーバイジー
  3. 事例検討
  4. 教育分析

補足ポイント

スーパービジョンと混同しやすいものに「コンサルテーション」「教育分析」というものがあります。
それらの違いについても確認しておきましょう。

 

まずはスーパービジョンとコンサルテーションの違いについて見ていきましょう。

スーパービジョンは、「初心者のカウンセラーとベテランカウンセラー」といったように、同一職種の中でより経験のある者に指導を受ける関係です。師弟関係のようなものをイメージするとよいでしょう。

事例を扱うことはもちろんですが、カウンセラー自身の知識や技能の向上も重視されるのが特徴です。

 

一方、コンサルテーションとは他領域の専門家間で行われるものを指します。

例えば、「教師がクラスの生徒に関してスクールカウンセラーに相談する」といった場合などは、スーパーヴィジョンではなくコンサルテーションに当たります。

したがって、コンサルテーションの方が、より対等で上下関係の伴わない相談援助活動と言えるでしょう。

スーパービジョンと比較すると、事例自体の問題解決を中心に扱うことも異なる点として挙げられます。

 

次に、スーパービジョンと教育分析です。

教育分析は、そのカウンセラーや心理療法家の個人的な心理傾向や、抱えている葛藤や課題を中心に扱うのが最大の特徴です。

つまり、心の専門家として生きるために、より深い自己理解を得ることを目的に行われるものです。

 

一方、スーパービジョンでは、スーパーバイジーの個人的な心理傾向や個人の課題は直接的には扱いません。

あくまで、事例に対する理解や、技能・知識の習得に主眼を置くという点に違いがあります。

このように「スーパービジョン」「コンサルテーション」「教育分析」は、似た部分を含みながらも、実際には大きく異なるものです。

それぞれが、どういった関係性のものか、何を中心に扱うのかをきちんと整理して覚えておくようにしましょう。

MEMO

スーパービジョンでは、経験をより積んだスーパーバイザーの助言や指導を受けることで、専門的知識や技能が向上します。
それだけでなく、スーパーバイジーである臨床心理士自身を精神的に支える役割もあるのです。

 

また、スーパービジョンを通して臨床心理士はクライエントの立場を追体験することができます。

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