失見当識

失見当識の定義

見当識とは、時間、場所、身の回りにいる人や、自分の置かれている状況について適切に理解する能力のことです。

もう少し具体的に言うと、いまは何時で、朝なのか夜なのか、自分はどこにいるのか。建物であれば何階にいて、廊下を通ってどこに向かおうとしているのか、隣にいるこの人は誰だったかといった事がきちんと分かる力です。

こうしたことは、普段ははっきり意識しないとしても誰しも十分理解しており、その場その時に適した行動をとることができます。

しかし、何らかの病気になったりして意識や記憶、注意力、判断力などの認知機能が損なわれると、普段当たり前のように理解し行動できていたことができなくなってしまいます。

そうした状態になることを失見当識と呼びます。

失見当識に関連するキーワード

時間・場所・人物・状況の見当識
認知機能
脳の器質的損傷

失見当識のここをチェック

失見当識が生じる疾患には、認知症、意識障害、コルサコフ症候群などの記憶障害、統合失調症、うつ病などがあります。

また脳の器質的な損傷によって、視空間失認や相貌失認などの部分的な失見当識が見られる場合があります。


見当識障害が生じると、実際にはどのような問題が生じてくるのでしょうか。

時間を理解できなくなると、今日が何年何月何日かが分からなくなります。
軽度であればその都度カレンダーを見ればそれほど困りませんが、症状が重いと先の予定を覚えておいて準備をし、適切な時刻に出かけることが難しくなります。
また季節感もなくなり、夏でも冬でも同じような服を着てしまったりもします。

場所を理解できなくなると、方向感覚が薄れて迷子になったり、距離感が分からないため、例えば東京から京都まででも歩いていこうとしたりします。

場所の見当識とも関連しますが、状況を理解できなくなると、自分が自宅にいるのか病院にいるのか、何階にいるのかが分からなくなったり、慣れた場所に出かけようとしても道に迷ってしまうことがあります。

他者のことを理解できなくなると、名前が出てこないだけではなく、目の前の人が娘なのか親戚の女性なのか、自分とどういうつながりにあるのかも分からなくなります。

頭部外傷などにより生じることのある相貌失認では、家族の顔や鏡に映った自分の顔さえも誰の顔か分からなくなってしまうことがあります。

視空間失認では立体感や距離感が損なわれ、日常の動作がうまくできなくなります。
また、見ている空間の片側だけを認識できなくなる半側空間無視が生じることもあります。

相貌失認や視空間失認は、視覚そのものは顕著な異常が見られないことも特徴です。

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