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エンカウンターグループ

エンカウンターグループ

エンカウンターグループとは、ロジャーズ,C.が開発した集団心理療法の1つです。

「エンカウンター」とは出会いの意であり、エンカウンターグループは、メンバーがそれぞれ本音を言い合うことにより、互いの理解を深め、また、自分自身の受容と成長、対人関係の改善などを目指すものです。

 

形態としては、あらかじめ課題などは用意されておらず、フリートークを主体に行われる非構成的(ベーシック)エンカウンターと、用意された課題にもとづいて進めていく構成的(グループ)エンカウンターとに大別されます。

非構成的エンカウンターは、感じたことを本音で思いのままに話し合っていくもので、ファシリテーターという進行役により進められます。

一方、構成的エンカウンターは、リーダーから与えられた課題をグループで行う「エクササイズ」と、その後グループでそれぞれが感じたことを言い合う「シェアリング」によって構成されます。

覚えておきたい関連キーワード

  1. ロジャーズ,C.
  2. 集団心理療法
  3. 非構成的(ベーシック)エンカウンター
  4. 構成的(グループ)エンカウンター
  5. ファシリテーター

補足ポイント

非構成的(ベーシック)エンカウンターの特徴としては、自発的に集まった少人数のメンバーにより構成されるのが基本で、日常から離れた場所に数日間、合宿形式で行うことが多く見られます。

1回につき数時間のセッションを何回か行うため、かなりの時間を必要とするのです。

 

非構成的エンカウンターは、メンバーから自由に提供された話題に添って展開していきます。

この際、他のメンバーは、受容と共感によって、話題を提供したメンバーに関わっていく態度が求められます。

構成的エンカウンターに比べ、グループが親密な雰囲気になり、かなり深い感情レベルでの交流になるケースが多くなるのが特徴です。

 

進行役となるファシリテーターは、カウンセリングの深い素養を必要とします。
グループの安全、信頼に気を配りながら、メンバーのスムーズな相互交流を促進するとともに、危機的な場合は介入することが求められます。

集団心理療法の1つとして扱われていますが、参加者によってはエンカウンターに参加した経験そのものがかえってトラウマになってしまう場合もあるため、配慮が必要といえるでしょう。

一方、構成的(グループ)エンカウンターの特徴としては、例えば、学校のクラスのような、偶然集まった多人数のメンバーでも活用可能であるという点が挙げられます。

個人の問題に焦点を当てるのではなく、エクササイズによる共通体験の中で沸き起こった感情について相互交流していくこととなるので、交流の方向や深度をコントロールでき、また、短時間でできるという利点もあります。

 

リーダーは、もちろんカウンセリングの基本的な素養は不可欠ですが、プログラムの定型化によりファシリテーターよりは熟練者でなくても展開していくことが可能です。

ただし、的確な指示を出して、集団を引っ張っていく力はやはり必要であると言えるでしょう。

MEMO
エンカウンターグループでは、10名前後の参加者が1、2名のファシリテーターのと共に4~5日間の合宿生活を送ります。そこでは、参加者皆が新しい自分への気づきや自己成長を得ることを目的として過ごすのです。

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