「臨床心理士指定大学院 入試対策講座」 無料の資料請求受付中!

強迫性障害

強迫性障害

強迫性障害は、日常生活に支障をきたすほど、強迫観念強迫行為が持続する精神疾患の一種で、診断基準の1つであるDSM-IVでは、不安障害の中に位置づけられています。

「家の鍵をかけたか心配で確認しに戻る」
「汚れが落ちていない気がして何度か手を洗う」

こうといったことは私たちも時には経験することではないでしょうか。

しかしこうした不安感があまりに強く頻繁に生じ、出勤前に家と駅を10回も往復してしまったり、1日に50回も手を洗うなどとなると、日々の暮らしや仕事、学校生活などにも支障が出てきます。

上記の1番目の例で言うと、「家の鍵をかけていないのではないか」という考えが強迫観念であり、その観念に基づいて「何度も確認しに戻る」のが強迫行為です。

強迫性障害の人は、自分が抱いている不安感や、何かをしなくてはならないという切迫感について頭では「そこまで考えなくても大丈夫だろう」とは思いつつ、それでも確認をしたり、手洗いを反復したりしてしまい、困っています。

覚えておきたい関連キーワード

  1. 強迫観念
  2. 強迫行為
  3. 不安障害
  4. 行動療法
  5. 薬物療法

補足ポイント

代表的な強迫観念には不潔恐怖や加害恐怖が、強迫行為には洗浄強迫や確認強迫があります。

その他に儀式行為、数字へのこだわり、正確さや対称性、順序へのこだわりなどがよく見られます。

不潔恐怖があると、汚いと感じるものを極端に恐れて避けたり、過剰に掃除や手洗いを行う洗浄強迫などの行為が見られます。

加害恐怖は、実際には何もしていないのに誰かに怪我をさせたのではないかと不安になり、人に確認したり、ニュースで事件になっていないかを確認したりします。
さまざまな不安から何度も確認してしまう確認強迫は、加害恐怖に限らず強迫性障害でよく見られる症状です。

儀式行為は、決まった手順でいつもと同じように作業をしないと悪いことが起きるような気がしてしまい、一定の手順を崩さずにあらゆることを行うことを指します。

数字へのこだわりは、特定の数字について不吉な意味づけをするといった形で見られます。
強迫性障害の場合、げんを担ぐという次元をこえて、特定の数字を選択・回避することに固執します。

正確さや対称性、順序へのこだわりが見られる場合、そうした秩序が守られていないと不安や恐怖を強く感じます。

 

強迫性障害の治療は、行動療法薬物療法が有効であると言われています。
行動療法では、エクスポージャー、反応妨害法などが用いられ、薬物療法では、抗うつ薬であるクロミプラミンやフルボキサミンマレイン酸塩などが用いられます。

なお強迫性障害を発症しやすい病前性格には特定のものは見出されておらず、強迫性パーソナリティ障害との関連も特に見られないと言われています。

MEMO

編集中

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です