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認知症

認知症

認知症とは、一度発達した認知機能が、何らかの後天的な脳の器質的原因によって持続的に障害され、永続的に低下し、多彩な認知欠損の症状が見られる状態を指します。

これに対し、先天的に脳の器質的障害があり、運動の障害や知能発達面での障害などが現れる状態は精神遅滞と呼ばれます。

 

認知症は、正常な加齢とは明らかに異なります。
具体的な症状としては、記憶障害の他に、失語失行失認失見当などが見られます。

 

認知症の下位分類としては、アルツハイマー型認知症や血管性認知症などがあります。

アルツハイマー型認知症は、原因不明の脳神経細胞の萎縮によって生じ、全般的な認知機能の低下を示すのが特徴で、最近はこれが最も多いタイプとされています。

一方、血管性認知症は脳血管障害、多くの場合は脳梗塞などの結果、やはり特定の認知機能が低下します。
しかし、アルツハイマー型と比べ、人格は比較的保たれるという点が特徴的です。

覚えておきたい関連キーワード

  1. 記憶障害
  2. 失語
  3. 失行
  4. 失認失見当
  5. アルツハイマー型認知症
  6. 血管性認知症

補足ポイント

認知症の具体的症状である、失語、失行、失認、失見当について、どのようなものかここで確認しておきましょう。

 

まず、失語です。

高次脳機能障害の一種に「失語症」というものもありますが、失語とは、大脳半球の言語野の損傷により、一度は獲得した言語活動ができなくなった状態です。

言語理解が困難になるケース、言語表出が困難になるケース、その双方に障害が生じるケースがあります。

これは損傷部位によって症状が異なるためで、それぞれ「感覚失語(ウェルニッケ失語)」「運動失語(ブローカ失語)」と呼ばれます。

 

次に失行です。

運動障害や麻痺がなく手や足が動くのに、まとまった動作や行為が出来ないことをいいます。

お茶をいれる手順が分からない、ズボンに手を通してしまうといったことがこれにあたります。

 

失認は、空間、身体、顔、標識、遠近感など、何かを認識することに障害が生じる状態です。

視力には問題がなく、見えているにもかかわらず、視界の左側を完全に無視してしまう半側無視などが失認の代表例として挙げられます。

 

失見当(失見当識ともいう)は、日時や場所、方向感覚、人名などが分からなくなる状態です。

失見当の患者は、被暗示性が高まり、作話をきたすことも多くあるとされています。

 

認知症を完全に治癒するのは困難です。
薬物療法により、進行を遅らせたり症状をコントロールするとともに、リハビリテーション、心理療法(中でも音楽療法や回想法など)が用いられます。

MEMO

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