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精神分析

精神分析

精神分析とは、フロイト,S.により創始された対話を中心とする心理療法、およびその理論のことです。

フロイトは、神経症症状を「無意識に抑圧されたコンプレックスが形を変え現れたもの」と考えました。
したがって、無意識を意識化することで神経症症状は治癒されると考えたのです。

 

そのために用いられる方法が、自由連想法です。

クライエントは、寝椅子に横になり、心に浮かぶことをそのまま話すよう求められます。

 

しかし、無意識に直面することは、クライエントにとって苦痛であるため、防衛機制が生じます。

具体的には、連想の途中で黙り込んでしまう、または突然治療をキャンセルしてしまうなどの「抵抗」や、退行を起こす中での「転移」などです。

そういったものにこそ、症状の背後にある不安、葛藤が集約されると考え、治療者はクライエントの様子に合わせて、適切に「解釈」を加えていきます。

 

精神分析では、こうしてクライエントの「洞察」、つまり無意識を意識化することを促していくのです。

覚えておきたい関連キーワード

  1. フロイト,S,
  2. 自由連想法
  3. 抵抗
  4. 転移
  5. 解釈
  6. 洞察

補足ポイント

精神分析理論に関して、狭義にはフロイト,S.によるもののみが精神分析とされていますが、広義には、さらにフロイトの理論を基盤に分派した各理論が含まれます。

例えば、フロイト,A.らの「自我心理学」、クライン,M.らの「対象関係論」、サリヴァン,H.S.らの「対人関係論(新フロイト派)」、そして自我心理学から派生したコフート,H.らの「自己心理学」などです。

治療法における精神分析についても同様です。

狭義にはフロイト,S.による精神分析療法を指します。

これは、治療への動機付けが高く、病識もあり、ある程度の知性の高さと自我の強さを前提にしていたことから、対象は神経症の成人と限られていました。

 

一方、広義には、精神分析から発展、体系化された治療技法全般を含むことがあります。

これらは、「精神分析的心理療法」や「精神力動的心理療法」などと呼ばれ、純粋な精神分析とは区別されて用いられることも多いようです。

こちらは、精神分析療法と比べると濃密な治療関係は作りにくいのが特徴です。

転移の解釈を中心に治療を行うことは難しいため、日常の生活場面での体験に焦点をあてることが中心となり、「解釈」よりも「直面化」「明確化」が用いられます。

精神分析に関する問題が出題された際には、狭義の内容に絞って述べても、広義の内容までも含めた形で論じてもよいでしょう。

ただし、混同しないよう、それぞれの違いを整理しておくようにしてください。

MEMO
フロイトが唱えた無意識という概念は、人間の深層心理と密接に関わると考えられています。無意識が夢や発する言葉を通して表現されると考えたのです。当時その概念は画期的であり、精神分析は心理学だけでなく、世界の文化、芸術、思想などの多様な分野にも影響を与えてきました。

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