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ナラティブセラピー

ナラティブセラピー

ナラティブセラピーとは、社会構成主義ポストモダンの影響を受け発展した心理療法です。

「ナラティブ」とは「語り」という意味です。
クライエントの語るこれまでの人生の物語を、クライエント自身が再構築して新たな物語にすることで、問題の解決を目指していく治療法です。

ナラティブセラピーでは、クライエントの病理や問題は、クライエント自身が作り出した物語の結果であり、その物語に合わない認知や体験が否認されたり歪曲されたりすることにより生じると考えます。

そこで、セラピストとの対話を通じ、クライエント自らが語ることで、クライエントを支配している物語を新しい肯定的な物語へと編集し直していくのです。

この治療法は、PTSDの治療に特に有効とされていますが、症状の除去から人生観の転換に至るまで、幅広い改善が期待されています。

覚えておきたい関連キーワード

  1. 社会構成主義
  2. ポストモダン
  3. 物語の再構築
  4. 対話
  5. 外在化技法

補足ポイント

ナラティブセラピーは、20世紀後半以降、家族システム論を基盤に社会構成主義やポストモダンの影響を受け、飛躍的な発展を遂げてきた心理療法です。

社会構成主義とは「現実とは、人々のコミュニケーションの間で、言語を媒介にして構成されるものであり、客観的真実や本質といったものは存在しない」とする立場です。

また、ポストモダンも同様に「客観的な真実というものは存在せず、同じ事実でも語る方向によってさまざまな別の物語になり得る」という考え方です。

ナラティヴセラピーでは、人は他者との会話によって育まれる物語的アイデンティティの中に生きる存在であると見なすのが特徴といえます。

 

ナラティヴセラピーにおける技法の1つである外在化技法についても確認しておきましょう。

クライエントの多くは、自分の信念や価値観などにより、問題を問題と見なしてしまっていることが少なくありません。

問題を自分の一部として、マイナスな経験を繋ぎ合わせた物語を作り、「だめな自分」と語ることが多々あります。
これは問題が内在化している状態です。

内在化している病理や問題などをクライエントと切り離していくのが外在化技法です。

外在化により「クライエント=問題」という図式から、「外部にある問題と、それに苦しめられているクライエント」という見方へとシフトすることになります。

これにより、問題点をはっきりさせて解決方法を模索していくことが可能となり、また、治療者とクライエントが協力して問題に取り組むことができるようになるのです。

MEMO

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