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パニック障害

パニック障害

パニック障害不安障害に属し、予測不可能で繰り返し生ずるパニック発作と発作への不安を特徴とするものです。

パニック発作とは、突然、強い恐怖や不安におそわれ、結果として、動悸・発汗・震え・息切れ・窒息感・めまいといった身体症状や、統制不能感、死への切迫感が生じる不安発作です。

なんの前触れもなく起こるのが特徴で、心臓や呼吸器の病気を疑っても、検査で異常が見つかることはまずありません。

 

何度かパニック発作を経験すると、また同じことが起こるのではないかという不安を絶えず抱くようになります。

これが予期不安と呼ばれるものです。

予期不安により神経質になり、さらにパニック発作が繰り返し生じるようになっていきます。
このため、回避行動が形成、維持され、不適応行動に結びついていくのです。

 

治療については、薬物療法と、EMDR、認知療法、認知行動療法、イメージ療法、精神分析的心理療法などの併用が有効とされており、特に近年、認知行動療法的な指導が行なわれているケースが多く見られます。

覚えておきたい関連キーワード

  1. 不安障害
  2. パニック発作
  3. 予期不安
  4. 広場恐怖
  5. 認知行動療法

補足ポイント

DSMにおいて、パニック障害は、広場恐怖を伴うもの、伴わないものとに分類されています。

広場恐怖とは、パニック発作が起こったとき、そこから逃げることができない状況にとどまることへの恐怖を意味するものです。

つまり、広場恐怖を伴うと、一人での交通機関の利用や車の運転、公共の場所への立ち入り、ひとりで自宅にとどまることなどができなくなってしまいます。

 

このように、生活上の障害が強まると社会的役割を果たせなくなっていきます。

この社会的機能障害やそれに伴う周囲との葛藤が、患者のさらなるストレスとなり、症状の慢性化を推進してしまうのです。

 

また、パニック発作による、こうした広場恐怖や予期不安は、先に述べたように日常生活に大きな支障をもたらしますが、その遷延化によって自信を失い、しばしばうつ状態を呈することがあります。

そのため、二次的うつとしてうつ病を併発するなど、うつ病との親和性が指摘されています。

パニック障害は、発作の不可解さと、発作に対する不安感によって悪化していく疾患であるため、医師が明確に症状について説明し、適切な心理教育を行うことが、すべての治療において基礎となると言えるでしょう。

MEMO

パニック障害は男性よりも女性の方が2倍かかりやすいと言われています。
DSM-5では「パニック症」と名称が変更されました。

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