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神経症

神経症

神経症とは、心理的な要因によって生じる心身の機能障害のことを言います。

神経症という病気そのものがあるわけではなく、強迫神経症、不安神経症など類似の特徴を示す病態の総称で、精神病と対置される概念になります。

神経症には、精神病性の疾患に含まれる統合失調症などに比べると、どちらかと言えば軽症の精神疾患が含まれています。

 

神経症という言葉が最初に使われたのは1777年と古くまで遡りますが、大きく注目されるようになったのは、フロイト以降の時代になります。

フロイトがヒステリー患者の治療を行う中で精神分析を創始し、精神分析による治療を通して神経症に関する理論をまとめてから多くの研究がなされるようになりました。

精神分析の理論が神経症の理解を助け、精神分析のみならず精神療法全般の発展に大きく貢献しました。

覚えておきたい関連キーワード

  1. 精神病
  2. 精神分析
  3. 心因性の機能的障害
  4. ヒステリー

補足ポイント

神経症の特徴は、脳の外傷などの外因や先天的な素因ではなく、心因によって機能的な障害が生じることが挙げられます。

また、ストレスとなる明確な出来事があって発症するなど、神経症が生じる理由や過程について客観的に見て理解可能であることが多いと言えます。

その他、神経症の人は強い不安を感じていたり、自らの症状にとらわれて深く考え込む傾向も見られますが、そうした自分の状態が、健康な時の自分や他の一般的な人と異なっているという自覚があります。

そして、治療により回復することが可能であり、しっかりと治療が進めば後遺症などを残さず完治することも可能です。

 

神経症は、パーソナリティ傾向と結びついたさまざまなタイプ分けがされており、例えば不安神経症、ヒステリー、恐怖症、強迫神経症、心気症などが挙げられます。

その中でもヒステリーの治療は神経症研究の起源とも言え、フロイトを初めとして多くの精神科医や心理学者により研究されてきました。

神経症の患者は、不安に基づく精神症状と自律神経失調による身体症状が見られやすいとされています。

ヒステリー患者は周囲の関心を惹くような言動をしたり、めまいや過呼吸などの身体症状を示すことが多いです。

 

なお神経症は、精神医学において長い間重要な概念として扱われてきましたが、国際的診断基準のDSMでは、その第3版以降は神経症というカテゴリーが削除されています。

MEMO

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